延岡市発祥グルメのチキン南蛮は甘酢ダレとタルタルソースの2タイプがあるって?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

延岡市発祥グルメのチキン南蛮ですが、今では全国あちこちの飲食店やスーパー総菜コーナーで見かけます。また、ネットでいろいろなレシピも公開されていますので、家庭でもチキン南蛮は堪能することができます。このチキン南蛮の歴史を紐解くと、ルーツは昭和30年~40年代に延岡市内にあった洋食屋「ロンドン」の賄い料理だったと言われています。

それと、チキン南蛮自体は、宮崎県の郷土料理として既に全国的にも知られた存在となりましたが、実は「タルタルソース」をかけた一般的なチキン南蛮と、こだわりの「甘酢ダレだけ」で味わうシンプルなチキン南蛮の2タイプがあるのをご存じですか?

チキン南蛮好きのあなたはむね派?もも派?

◆あなたは、さっぱりと甘酸っぱい「むね派」?

むね派の代表といえるのが延岡市栄町の「直ちゃん」です。直ちゃんの先代の後藤直さんは、洋食屋「ロンドン」で昼間に修行しながら、夜は自分の店を切り盛りしていたそうで、洋食屋「ロンドン」のまかない料理をヒントに試行錯誤を重ねて生み出したのが、甘酢ダレだけで味わう現在の形のチキン南蛮です。

◆あなたは、脂ののったジューシーな「もも派」?

タルタルソースをかけるチキン南蛮を全国に広めたのが「おぐら」チェーンです。創始者の甲斐義光さんは、延岡市出身です。宮崎市内で食堂を開いていたものの軌道に乗らず、活路を求めて延岡にいた兄の甲斐照幸さんを通じて洋食料理に欠かせないデミグラスソースの作り方を学んだのが、洋食屋「ロンドン」(当時は翁)だでした。甲斐義光さんは洋食屋「ロンドン」直伝のデミグラスソースを武器に、ハンバーグ、ステーキなどを出す洋食店「おぐら」を創業し人気店になっていきました。そして、チキン南蛮にタルタルソースを掛けるのを思いついたのは甲斐照幸さんで、甲斐照幸さんは直ちゃんの後藤直さんとも親交があったそうです。

というわけで、どちらが「チキン南蛮」の元祖かというのはナンセンスです。でも、チキン南蛮のルーツは、洋食屋「ロンドン」というお店にあるのは間違いありませんので、チキン南蛮は紛れもなく延岡のご当地グルメといってもいいでしょう。

ちなみに、チキン南蛮専用に醸造された地ビールや店舗オリジナルの南蛮酢など、ご自宅用・お土産にもおすすめです。市内道の駅や物産館等で購入可能です。

(出典:チキン南蛮党HPより)

延岡発祥チキン南蛮党とは?

延岡発祥チキン南蛮党の紹介です。延岡発祥チキン南蛮党は、延岡市を「チキン南蛮発祥のまち」として市民へ浸透を図るとともに、全国的な知名度アップを目指して活動している市民町おこしグループです。

この延岡発祥チキン南蛮党の本格的スタートは平成21年になります。延岡市の中心市街地にルーツを持つご当地グルメ「チキン南蛮」を活かしたまちづくりに取り組む民間団体です。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする