へべすとかぼす、すだちの違いは?平兵衛酢の産地と収穫時期は?

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へべすとかぼす、すだちの違いについて紹介します。また、平兵衛酢(へべす)の産地と収穫時期についても併せて紹介します。個人的には、毎晩の焼酎晩酌では、へべすは必需品です。へべすのいちばんの魅力は香りと酸っぱ過ぎずにさわやかなことでしょうか。それともう一つの魅力は、健康のためにとりたい必須アミノ酸9種のうち、8種が含まれているところです。発がん抑制やがん細胞増殖抑制の効果があるともいわれている「ナツダイダイン」というフラボノイド成分は、カボスやスダチにはありませんが、なんと「へべす」には非常に多く含まれているんだそうです。

ちなみに、東京吉祥寺の飲食店では、へべすサワーやへべすハイボールを提供する店が2016年頃から増えたそうですよ。

へべすとかぼす、すだちの違いは?

外見は「へべす」も「かぼす」も「すだち」も似ています。こだわりのある方は、以下お読みください。

平兵衛酢(へべす)とは?

平兵衛酢(へべす)は、江戸時代に宮崎県日向市の長宗我部平兵衛(ちょうそかべへいべえ)さんが、山で自生していた香り高い果実を偶然発見して、庭で栽培を始めたのが最初の始まりとされています。

香酸柑橘類は「酢みかん」とも呼ばれますが、おそらく「へいべえさんの酢みかん」が転じて「へべす」になったような感じです。

長宗我部平兵衛さんは、接ぎ木をして苗を作り、地元の農家に分けていたそうで、地元では娘が嫁入りするときに「へべす」の木を1本持たせるようになったとのことです。

地元の宮崎県日向市では、「へべす」の木はとてもポピュラーで、地元の人にとっては自分の家の庭にあるくらい身近な果物というわけです。

また、地元宮崎での呼び方としては、「ヘベス「やら「ヘベズ」やらありますが、どちらも正しく、昔は「サンズ」とも呼ばれていたそうです。

イメージは、基本的には「スダチ」と「カボス」の中間くらいの大きさのものが多く、皮は薄く、「スダチ」や「カボス」と違い種がほとんど無いのが特徴です。

かぼすとは?

かぼすは、「スダチ」や「ユズ」、「ミカン」などと同じ香酸柑橘類です。イメージは、他の「スダチ」や「ヘベス」よりも大きめで皮がしっかりして種も多めですが、その分果汁も多いのが特徴です。

ちなみに、かぼすの主な産地は大分県です。農林水産省によるデータでは、2009年の全国生産量は6879.7トンで、そのうち大分県が6587トンで約96%の生産量だそうです。

かぼすの旬は、夏から秋にかけてがメインで、露地栽培の物は8月から10月にかけて収穫されます。ハウス栽培のものは初夏から7月頃まで出荷されています。

すだちとは?

すだちは、「カボス」や「ユズ」、「ミカン」などと同じ香酸柑橘類です。イメージは、「カボス」や「ヘベス」よりも基本的に小さく皮が薄いのが特徴です。香りがさわやかでさっぱりした風味があります。

すだちの旬は、露地栽培のものは8月から9月に収穫され、このころが旬となります。ハウス栽培のものは、早いものは4月から10月にかけて出荷されます。露地ものはすぐに出荷されるものと乾燥処理をして冷蔵され翌春まで出荷されるものがあり、全体では1年中出荷されることになります。

平兵衛酢(へべす)の産地と収穫時期は?

最近では、平兵衛酢(へべす)の知名度も高くなって?か、いろいろなメディアで紹介されていますね。

それでは、平兵衛酢(へべす)の産地と収穫時期について紹介します。

平兵衛酢(へべす)の主な産地は、宮崎県日向市です。収穫量は平成22年で199.4トンと「スダチ」や「カボス」よりもかなり少なくなくなっています。

平兵衛酢(へべす)の旬は、夏の終わりから秋にかけてです。露地栽培のものは8月から10月上旬が収穫時期になります。ハウス栽培のものは6月から11月にかけて収穫されます。

平兵衛酢(へべす)と「すだち」、「かぼす」の違い、見分け方は?

最後に平兵衛酢(へべす)と「すだち」、「かぼす」の違い、見分け方について紹介します。

◆大きさの違い
加工される前の1番の見分け方は「大きさ」です。イメージとしては、「スダチ」が1番小さく、次いで「ヘベス」、1番大きいのが「カボス」になります。

◆種の有無
割った時に種があり小さい物は「スダチ」、種があり大きいものは「カボス」、種が少ないものは「ヘベス」になります。

◆産地
「スダチ」の産地は徳島県、「ヘベス」の産地は宮崎県、「カボス」の産地は大分県で、どの産地も生産量は90%以上を占めているそうです。。

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